治験の疑問にお答えします!!!
治験の疑問にお答えします!!!(8)
Q:治験に参加すると、自分の服用しているくすりの種類がわからないって本当ですか?
A:くすりの候補は、今までのくすりよりも、効き目や副作用や使い易さが優れていなければ意味がありません。
また、プラセボ効果がないことも確認する必要があります。
そのため、患者さんはもとより医師やスタッフも、患者さんが服用しているくすりの候補が、くすりの候補であるか、今まで服用しているくすりと同じであるのか、又はプラセボであるか、わからないようにして実施することがあります。
この治験のことを二重盲検試験と呼んでおり、くすりの開発のなかで重要な治験です。
Q:くすりの飲み方(用法・用量)はどうやって決めるの?
A:患者さんの病気を治療するために、くすりの飲む量、飲む回数、時間を決めることは非常に重要です。
そこで動物を用いた研究で効き目や副作用を繰り返し確認し、投与量や服用方法を検討します。
そのデータを基に、治験の初期段階として健康な方に協力していただき、くすりの候補を段階的に服用していただき、体に取り込まれる速度や体から排泄される速度を慎重に調べていきます。
その後、確認された安全な用量で効果的な服用方法を推定し、患者さんのご協力のもと適切な用法・用量を決めていきます。
なお、最初に健康な方で治験するのは、健康状態のよい方で、体に吸収されてから排泄されるまでを正確に調べるためです。
Q:日本メーカーのくすりより、海外メーカーのくすりの方が効き目があるの?
A:病気で苦しんでいる患者さんを一刻でも早く治したいと世界中の製薬会社は考えています。そのため学会等で病気に関する情報交換をしています。
また、多くの患者さんが早く服用できるように世界中で治験を実施しており、そのデータを世界中で共有しています。
世界共通の基準でくすりの開発は実施していますので、日本の会社のくすりも、海外の会社のくすりも同じです。
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